閉じ込められてしまった話

引っ越す前のできごと。
ぼくは小さな古いアパートに住んでいたのですが、
トイレから出ようとすると
ドアノブがカラカラと空回りする。

これがそのトイレのドアノブです。
これがそのトイレのドアノブです!

あれ?
ドアノブが空回りする。

ドアノブをいくら回しても、
ドアはびくとも動かない。
一瞬、軽くパニックに陥りました。

トイレに閉じ込められた!

「おーい!」
ぼくはトイレから妻に向かって叫びました。
「おーい!」
妻は掃除機をかけています。
掃除機の音にぼくの声がかき消される。
「おーい!」
「おーい!」
「ぼくをトイレから出してくれ!!!」

掃除機のスイッチの切れる音。
妻のどうしたの?という声と
足音が近づいてきます。

カチャっと
ドアが開きました。
外側からだとドアノブはちゃんと機能していました。

ドアノブが少し壊れただけで、
ぼくはトイレから出られなくなってしまった!
もし、妻が外出していたら、
そう思うとぞっとしました。

ドアノブはネジをもう一度、
締め直したらあっさりと機能するようになりました。

それ以来、我が家のトイレには
もしものために
小さな「ドライバーセット」が
置かれていたのでした。

というわけで本日のビギナーズ短歌

 

 

【本日の歌詠】

ほら、聴いて誰かが呼んでる気がするのどこか遠くで私の声で

 

ふと、誰かが自分を呼んでいる気がしたりしませんか?

それは過去からの誰かが呼んでいる気もしますし、
未来からの声のような気もします。
いやいや、もしかしたら、

それはどこか遠くで生きている
もうひとりのぼくなのかもしれません。

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たわら だいふく

たわら だいふく

ブログ歌人。 職業はコピーライター。 TVCMやグラフィック広告をつくりながら、 「1日1更新」を目標にブログの中で、 日々の些細なできごとを短歌に詠む。 「短歌を詠むということは、世界を肯定していくこと」 という考えのもと、日々コツコツと短歌を詠んでいます。 夢は歌人として歌集を出すこと。 そして、その歌集が100年後も読まれ続けること。 応援よろしくお願いします!